調子

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調子

入厩後は馬を調教して調子や馬体を調え、レースに挑むことになります。

馬の調子によって調教師のコメントが違い、これを物差しにして判断していきます。

 

調子には馬によって個体差があり、

 

 

・ 調子が上がりにくい代わりに下がりにくい馬
・ 調子が上がりやすい代わりに下がりやすい馬
・ その両方が混ざっている馬

 

 

…の3パターンがあるようです。
ただし、不調を短くしようとして急激に調子を上げた場合、好調も続かないという
サイクル自身の回転まで早くなります。

 

しばらく調教して馬のサイクルを判断できると、うまくレースに臨むことができるので
間が微妙なクラシックレースなどで活用が期待できます。

 

また牝馬は全体的に調子の変動が激しいです。繊細ってのは大変なことで。

 

 

コメントと調子の詳細を下に載せてみました。

 

だいぶ重いようです
かなり絞らないとレースには使えませんね

 

最初に厩舎に入れた時のコメントです。
ダイエットが必要なのでばしばし調教してあげましょう。

 

14kgほど絞ると「まだちょっと太め〜」に変わります。

 

 

まだちょっと太めです
もうひとたたき必要ですね

 

もう少しスマートのほうが調教師の好みのようです。
引き続き強めの調教で馬体を減らしましょう。

 

なお最も能力を発揮できる馬体である「ベスト体重」は、
太めと言われなくなってから-8kg?となっています。

 

 

少しずつ調子は上向いてきましたが 本調子にはまだまだですね

 

  調子    30%    上向き

体重の増減         +2 〜 +4

調子は最悪を脱出したところです。
入厩直後は必ずこの調子になります。

 

 

毛ヅヤもガラッと良くなってきて だいぶ調子が戻ってきました

 

だいぶ疲れも取れたようです カイ食いも良くなってきました

 

  調子    50%    上向き

体重の増減         +2 〜 +4

少し調子が上がってくるとこの台詞になります。

 

「だいぶ疲れも取れたようです」 は馬体がベスト体重よりも下の場合に言われます。
ベストの体重を量る目安として参考にしてください。

 

普段はなるべく「毛ヅヤ」を保つようにしたほうがいいでしょう。

 

また、これ以下の調子でレースに出しても、相応の力しか発揮できない上、
いれ込みが発生しやすくなります。
おとなしく調教に順次すべきでしょう。

 

 

順調にきています もうひと追いすればカンペキです

 

調子が上がってきました 今度はきっとやってくれるでしょう

 

  調子    70%    上向き

体重の増減         +2 〜 +6

かなり仕上がっている状態です。
この段階からレースに出しても問題ないので、
稼ぐためにもがんがんレースに挑むといいでしょう。

 

「調子が上がってきました」 は前走が2着以下の場合にコメントされるようになっています。

 

 

いい状態に仕上がりました
この分ならかなり期待が持てそうです

 

  調子    90%    ───

体重の増減         +2 〜 +6

最高の状態です。
持てる力のすべてを披露してくれるでしょう。

 

狙っているレースはこの状態で出したいものです。

 

 

相変わらず元気です 調子はまずまず良いようです

 

  調子   80%   上向きor下向き

体重の増減         +2 〜 +6

基本的に調子は下がり気味ですが、
馬の調子のタイプによってはここから「いい状態」に持ち直す場合もあります。

 

下がるタイプの場合は多くの場合、レースに出せる最後のチャンスなので
頑張ってもうひと稼ぎしてもらいましょう。

 

 

調子は特に良くもないし 悪くもありません

 

  調子    50%    下向き

体重の増減         +2 〜 +4

調子は下がっています。ここから上がることはありません。
体重は問題なく増えますが、併せ馬を行いわざと調子を落とすのも手です。

 

ここの期間が長いと復帰に手間がかかってしまうので、一番厄介な調子といえます。

 

 

このところ少しバテ気味で ちょっと調子が落ちているみたいですね

 

  調子    30%    下向き

体重の増減         -2 〜 +2

かなり悪い状態ですが、まだもう一段階下があります。
体重の増えも悪くなり、長いこと留まられると大変です。
併せ馬を行いさっさとどん底へ到達して楽になるべきです。

 

 

このところずっと調子がかんばしくないようです まだ期待しないほうが…

 

カイ食いが落ちているようで あまり体調が良くありません

 

  調子    20%    下向き

体重の増減         -4 〜 +2

調子は最悪です。
併せ馬連発で一刻も早く復帰するべきです。
ここで停滞すると馬体がどんどん減っていきます。

 

「カイ食い」 はベスト体重よりもマイナスの場合に言われます。

 

無事ここを脱出すると、「少しずつ調子は〜」と言われ、調子は上向きに変わります。

 

 

いかに不調を短くするかが肝ですが、

 

私は不調の時に併せ馬を連発してすぐにここを終わらせ、
その後は馬なりで調子を維持させるようにしています。
それと「毛ヅヤ」の状態では併せ馬を避けるようにしています。

 

これは併せ馬を行ってその週に「順調に〜」になると、翌週することで
いきなり「いい状態」の絶好調状態になってしまうのを避けるためです。
なので、その週に出したいレースがない限りは翌週で調子を上げるようにしています。

 

 

 

「放牧」は調子をリセットする効果があるので、調子が下向きの時にうまく出すと
馬体も増え調子も上向きになって帰ってくることがあります。

 

最低1ヶ月は放牧する必要がありますが、不調が長く続くよりかはずっと建設的です。
馬もたまにはのんびりしたいでしょうし。

 

 

特に意味はありませんが、
出走を決めた後に調教をすると調子によってコメントが変わります。

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