Q&A レース
安定した成績を残す方法の一つとして騎手の乗り替えを避けるというものがあります。
騎手は基本的には自分の馬優先ですが、同じレースで乗る馬が複数いた場合は
人気が高い馬を優先して騎乗します。
乗り替えをどうしても避けたいのなら、人気を常に高く保たなければなりません。
その前に人気の仕組みについて説明します。
人気は競馬新聞の一番左の印のことで知ることができ、
ハンデ戦ではこれが明確に数字として現われます。(48〜66kg)
なので今自分の馬の人気がどのくらいか知りたい時はハンデ戦に出走すればいい訳です。
この人気の稼ぎ方ですが、まず減らさないためにそのレースの上位着順を目指さなければなりません。
その際、自分の馬より下の着順になった馬が自分の馬より人気が高ければ、
その馬の人気を奪うことができます。
中にはナイスニイチャなどあまり強くない割に人気が高い馬もいて、
うまく下位に来てくれればしめたものです。
その人気の隣の印2つ、スピード+気性とスピード+スタミナについてですが、
これは距離によって比重が変わるようです。
短距離ほどスピードの割合が多く、逆に長距離は後者が強く影響するのではないかと思います。
(距離3000mともなるとスピードが2割ほど?)
馬体はベスト体重の時が最もスピードとスタミナを発揮できます。
ベストよりも太い場合はスピードが減り、痩せている時はスタミナが減ります。
さらに痩せた状態はいれ込みを言われやすくなるデメリットのおまけつきです。
レースは馬体に少し余裕をもって臨むといいかもしれません。
以下あまり強くない馬のタイプによるレースの向き不向き等、個人的な寸評を並べてみました。
参考程度にどうぞ。
☆ スピードは優れているけど、スタミナと根性が低い馬
スタミナ要素の低いこのタイプが勝利を得るのは基本的に難しいです。
直線で早々とバテてしまう欠点を補うために、これが短い小倉や福島といったローカル競馬場で先行を指示すると好成績に繋がると思います。
もちろん距離は短めなものに限りますが、下限の1200m戦は着差がつけにくい傾向にあり
根性勝負に持ちこまれることも多いので、その上の1400mあたりが狙い目かもしれません。
☆ スタミナは優れているけど、スピードと根性が低い馬
終始マイペースで進んでいきます。そのうち馬群に埋もれます。
指示としては逃げや先行がベストですが、それでもこんな展開になってしまう悲しい存在。
彼らが生きる道は道悪馬場もしくはダートのレースしかありません。
これなら多少は善戦してくれるはず…です。
☆ 根性は優れているけど、スピードとスタミナが低い馬
これも上と同じくダートのレースなどに向いているタイプですが、指示は逃げ以外ないと思います。
根性はスピードとスタミナの両方を補強できる強力な要素なので、
これだけで勝ち進むことも十分に可能な希望溢れるタイプです。
人気薄でも平然と2着などに入ることが多々あり、その際に馬券を利用するとスゴイことに…
ある意味下手なオープン馬より稼げるという素晴らしい存在です。
ただこうやって無理やり勝っていっても、いずれはクラスの壁にぶち当たってしまいます。
資金に余裕がなければ下位クラスで上位ばかりを狙うのも一つの手かもしれません。